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土佐勤王党にスポットあて企画展 「志の偉人伝」

「龍馬ふるさと博」では「偉人」「花」「食」「体験」を4つの大きなテーマに掲げ、県内全域の地域や施設で「龍馬を育んだ土佐をまるごと体感」できるイベントを展開する。この4テーマは高知県の強みを凝縮したもので、昨年「龍馬博」のメーン会場で行ったアンケート結果とも合致。その期待に応える内容になっている。

県内各施設で開催 志士たちの書状公開も

「志の偉人伝」では今年結成から150年を迎える土佐勤王党に焦点をあてる。「龍馬伝」でブームになった坂本龍馬、土佐勤王党盟主・武市半平太、陸援隊隊長・中岡慎太郎の3人の像を「龍馬ふるさと博」期間中に一堂に集めて披露する計画もある。

また4月23日から5月15日まで、桂浜公園の龍馬像の隣に設置する特別展望台から龍馬を間近に見ることができる「龍馬に大接近」が行われる。龍馬像と同じ目線で太平洋や龍馬の横顔を眺められる貴重な機会だ。

龍馬の歴史的資料がそろう高知県立坂本龍馬記念館は今年開館20周年を迎え、一部ビジュアル展示化。海援隊約規や龍馬の書簡、寺田屋事件に関する京都土佐藩邸資料などを展示するほか、土佐勤王党の謎に迫る特別企画「龍馬と土佐西南部の勤王志士」展も開催する。

高知県立坂本龍馬記念館

高知県立坂本龍馬記念館では、龍馬の書簡や
「龍馬と土佐西南部の勤王志士」展を開催

県立歴史民俗資料館では、土佐勤王党結成150年記念特別企画として6月26日まで、武市半平太や吉村虎太郎、坂本龍馬、中岡慎太郎らの遺した書状や遺墨を公開する「勤王党志士達の遺墨・遺品展」を開く。

昨年4月に新設した日本で唯一の長宗我部氏の関連文書を展示する長宗我部展示室では、四国最大の合戦「阿波中富川合戦」時の長宗我部本陣を原寸大で再現した。長宗我部元親は戦国時代を舞台にしたゲームソフト「戦国BASARA」をきっかけに若い歴史ファンに支持されている。

このほか土佐勤王党結成150年関連や偉人に関しては、高知市立龍馬の生まれたまち記念館、土佐山内家宝物資料館、佐川町立青山文庫、ゆすはら・維新の道社中、ジョン万次郎資料館、安芸市立歴史民俗資料館、北川村立中岡慎太郎館でも展示する。

高知市立龍馬の生まれたまち記念館

龍馬に関する貴重な資料が揃う
高知市立龍馬の生まれたまち記念館

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