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北アルプス山麓の岳都大町 夏を楽しむ催し

夏休みは祭りの連続

北アルプス山麓に位置する大町市。北アルプス登山の拠点であり、昨年開湯50周年を迎えた大町温泉郷、市内いたるところで名水が湧きだすなど清らかな山の恵みとともに生きてきた。そんな大町では山や自然と触れられる催しをはじめイベントが充実。国民の祝日「山の日」制定という記念すべき今年の夏は岳都大町に訪れるのも旅人の粋だろう。

6月5日の針ノ木岳の開山祭を兼ねた「慎太郎祭」で夏山シーズンが開幕。大雪渓での式典や記念登山でシーズン到来を祝う。12日は残雪と岩と太陽が作り出す自然の造形「雪形」を楽しむ「北アルプス雪形まつり」と木崎湖で湖水開き。26日には黒部ダムの観光放水が始まり、大町らしく山と水のアクティビティが出そろう。

黒部ダム

大町は黒部ダムへの長野県側入口

夏休みに入ると、7月23―24日に開かれる若一王子神社の例大祭「信濃大町若一王子祭り」。全国最大規模の子ども流鏑馬は必見だ。8月は上旬に、市内各商店街が縁日や出店で賑わう「大町ゆかたまつり」、パレードや踊りが賑やかな「大町やまびこまつり」が立て続けに夜を彩る。15日の「木崎湖灯籠流しと花火大会」、下旬には大町温泉郷で「大町サマーフェスティバル」と夏の楽しみは続く。8月6日―9月4日に木崎湖畔や市街地を舞台に開かれるアートイベント「信濃の国 原始感覚美術祭2016―地は語る、水のかたりべ」にも注目。

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