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鋸南町・水仙と頼朝桜で"花のリレー"

12月15日からは水仙まつり 2月16日からは頼朝桜まつり

福井県の越前海岸、兵庫県の淡路島と並び、日本水仙三大群生地の一つ鋸南町。町内に植栽されている水仙は1億本に及び、1月の最盛期には群生地に甘い香りが漂う。

12月15日から2月3日まで、町内の水仙の里3カ所を会場に水仙まつりが開かれる。

このうち「江月水仙ロード」は約3キロの水仙の道。1月13日にはメーン会場の水仙ひろばで、地元特産品の販売会やミニ音楽祭が行われるほか、期間中は沿道の地元農家により農産物や水仙の切り花が販売される。ロード入口へはJR内房線保田駅から700メートル。

「をくずれ水仙郷」のメーン会場は佐久間ダム公園の湖畔。周辺に点在する各種ミカンの緑や黄金の実が水仙の白にアクセントを加える。

1月下旬には紅梅・白梅が咲き始め、開花状況に合わせライトアップ。ダム湖畔では1月20日に餅つきや特産品の販売が行われる。「をくずれ水仙郷」へはJR内房線保田駅と安房勝山駅から町営循環バスがある。

水仙を引き継ぐのは早咲きの河津桜。源頼朝が石橋山の戦い(現・神奈川県小田原市)に敗れ小舟で逃れて、鋸南町の竜島海岸に上陸し再起を図ったという史実にちなみ、鋸南町では河津桜を頼朝桜と呼ぶ。町内にある頼朝桜は保田川周辺の約600本、佐久間ダム公園の約400本、佐久間川周辺の約400本など約1万4000本。日本一の桜の名所を目指し、住民一丸の植栽が続けられている。

「頼朝桜まつり」は2月16日―3月10日に開催。3月2日には保田川権現橋周辺で、地元住民有志により、手づくりの竹灯籠やロウソク2千本で頼朝桜を照らす光のイベントが行われる。

水仙と頼朝桜

水仙と頼朝桜が美しい

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