200棟のノコギリ屋根 桐生市の伝統的風景
11/08/02
工房やベーカリーに転用も
桐生市の本町一、二丁目エリアには、江戸末期から昭和初期に至る、蔵造りや町家、ノコギリ屋根工場など、様々な年代の歴史的建造物が数多く残り、「伝統的建造物群保存地区」に指定されている。
なかでもユニークなのがノコギリ屋根の建物。基幹産業だった織物工場として使われてきたもので、桐生には200棟以上が残り、その数は日本一。ノコギリ屋根の建物は、今でも一部が織物工場として使われているが、アーティストの工房や飲食店、美容院など新しい形態の活用も増えている。いくつかは伝統的建造物保存地区でも見ることができる。