「ものづくりの街」を発信 大田区観光情報センター、インバウンドにも対応
訪日客へ日本文化の魅力伝える
2015年12月、京急蒲田駅直結の商業施設「ウィングキッチン京急蒲田」内にオープンした大田区観光情報センター。観光案内所としてだけではなく、大田区のショーケースとして、ものづくりの街、大田区の情報発信を行っている。
まずは観光案内。「どこで食べる、どこで買う、どこに行く」といった観光客の質問に対応する。国内で最初に特区民泊が始まった大田区で、外国人旅行者からはホテルへの行き方に加え、民泊施設への道順の質問もある。滞在中、毎日のように訪れる外国人旅行者もいるという。
和の設えの文化体験コーナーを併設しているのもセンターの特徴。着物の着付け体験は有料の本格的なものから、スタッフのサポートで記念撮影用に羽織る程度の無料サービスもある。茶道、華道、書道の体験などを不定期で行っている。クリップボードに貼られている、和服を着た外国人旅行者のインスタント写真は、どれも嬉しそうだ。
取材当日は大田区役所に籍を置く英国人講師による「外国文化の体験プログラム」が、区内の小学生を対象に夏休みワークショップとして行われていた。参加した小学生からは「フィッシュ&チップスってどんな食べ物」「イギリスの冬の天気は」などの質問がされていた。
センターは大田区の特産品の紹介と販促活動も行っている。「下町ボブスレー」でも知られる大田区は、ものづくりも盛ん。和・洋菓子や蒲田切子といった工芸品もある。センターではこうした工芸品を展示・販売しているほか、住民に対し地元の特産品や地域の名店の紹介にも力を入れている。最近では、大田区の情報を知ろうと繰り返し訪れる区民も多く、実家への帰省の際に、大田区の特産品をお土産にする区民も増えている。
東京大田区 旅のおすすめサイト
- 蒲田ホテル旅館組合【東京】
- 大田区 みどころ・グルメ・まち歩き【東京】
- 羽田空港から蒲田へ(1) 空港から穴盛稲荷を歩く(17/09/29)
- 羽田空港から蒲田へ(2) 映画文化と飲み屋が醸す昭和の味(17/09/29)
- 蒲田名物「黒湯」でひとっ風呂 都内最多の銭湯で湯めぐり(17/09/29)
- 蒲田ホテル旅館組合加盟旅館ホテル(17/09/29)