高知県中西部で「奥四万十博」 12月25日までイベントや体験
山・川・海・幸・遊・楽で「すっぴんデトックスの旅」
「2016奥四万十博」が開かれる高幡地域は須崎市、中土佐町、四万十町、津野町、梼原町で構成。山、海、川の豊かな自然と地域固有の食や歴史など風土が息づく雄大なエリアだ。同博ではこの魅力をまとめて発信、この地域ならではの旅を楽しめる。
同博のコンセプトは「すっぴんデトックスの旅」。清流・四万十川や日本カワウソの生息が最後に確認された新荘川が流れ、太平洋に注いでいくという自然環境とともに紡いできた地域の暮らしと文化、そして今も残る日本の原風景。日々の喧騒から離れ、その素朴な風情に触れてもらうことで心身をリフレッシュしてもらおうという、エリアの持ち味を最大限に生かした旅を提供する。
奥四万十の魅力は山・川・海・幸・遊・楽の大きく分けて6分野で見るとわかりやすい。
「山」は四国カルストの雄大さと山里の風情、「川」は地域の代名詞・四万十川と流域の暮らし、「海」は太平洋と土佐湾とともに発展してきた漁師町。これら自然から美しい景観だけでなく地域の生活文化を感じることができる。
これを土台に成り立つ幸・遊・楽。「幸」はカツオや川魚、郷土色豊かな食の魅力が旅を彩ってくれる。「遊」は四万十川ではカヌー、海ではシーカヤックや漁師体験など自然と戯れる楽しさがいっぱい。「楽」は伝統の祭典から地域一体で盛り上がる気鋭のイベントまでおもてなしの心が溢れる。
エリア内を走るJR四国の観光列車も自慢の1つ。「鉄道ホビートレイン」「海洋堂ホビートレイン」「しまんトロッコ」の“予土線3兄弟”に乗って四万十川の旅情を感じる旅もいい。
同博期間中は、これらの魅力を詰め込んだイベントや体験プログラムが並ぶ。エリア内8か所に設けられたサテライト会場を巡り、“指令”をクリアしていくと景品がもらえる「ミッション8スタンプラリー」、四万十川財団による「すみずみスタンプラリー」にも参加しながら、奥四万十を身体全体で感じたい。
お隣の愛媛県南予地方では「えひめいやしの南予博」が11月20日まで開かれている。地域色豊かな2つのイベントを“はしご”し、四国らしさを凝縮した広域観光が実現する。
高知奥四万十 旅のおすすめサイト
- 奥四万十博【高知県】