天橋立が国重文景観に 周辺地域含め選定
13/12/26
地域文化を形成 新たな勲章に
天橋立が国の重要文化的景観になる。国の文化審議会が11月15日、選定を文部科学相に答申した。日本三景、国の特別名勝に加え、新たな勲章が加わることになる。
選定を答申されたのは宮津市の「宮津天橋立の文化的景観」として。天橋立と周辺の海域、傘松公園側の府中地域を含むエリアが対象で、成相寺なども含まれる。京都府では2例目の選定。
全長約3.6キロの砂嘴と8千本もの松並木、海が形成する風光明媚な景観は地域の信仰と文化を形づくってきた。「飛龍観」「昇龍観」の光景、智恩寺や元伊勢籠神社、成相寺といった寺社のほか、天橋立ビューランドや傘松公園など観光施設もそろい、観光地としての存在感も確立している。
宮津市・天橋立観光協会はこの魅力を組み合わせたガイド付き体験プログラムを実施しており、気軽に天橋立文化を体感できる。