「うまい」に胸高鳴る(1) 松葉ガニ
13/11/19
とにかくうまい とにかくひたすら食う
但馬観光の冬の目玉は松葉ガニ。11月6日に漁が解禁され、今シーズンがスタート。但馬はカニの水揚げ量が全国トップクラスとあって漁港周辺や城崎、湯村両温泉にはカニファンが押し寄せる。朱色の輝きに胸の高鳴りが止まらない。
松葉ガニは但馬では豊岡市や香美町、新温泉町の各港で水揚げ。各港でブランド化されたカニはファン垂涎の逸品だ。
豊岡市・津居山漁港の「津居山カニ」は長い足と鮮やかな朱色が特徴。漁師が選別した最高級品質のカニは青色タグが目印だ。「カニ元」を宣言する新温泉町・浜坂港は日本有数の水揚げ量とカニの専門家「カニソムリエ」を有するカニのまち。こちらもカニ漁のベテランが選び抜いたブランドガニが輝きを放つ。
松葉ガニの上品な美味さを庶民的に味わうのが醍醐味。ゆで、焼き、蒸しというシンプルな調理でカニ本来の味を堪能したい。皆でつついて一心不乱にむさぼり、最後は雑炊―というカニすきは庶民派の代表格。弾むような白い身、濃厚なコク、ジューシーな旨味というカニの能力が口の中で最大限に弾けるのだ。
漁が終わる3月ごろまで城崎、湯村両温泉、各港周辺の旅館ホテルや食事施設でフルコースを提供。カニでまんぷく、温泉で癒しの但馬カニ旅が今冬もあなたを待つ。