丹後でまんぷく紀行 春夏もご当地食ズラリ
12/03/28
海山の宝庫・丹後を食べる
丹後は海山に食の宝庫。海を食べる、地域を食べる。冬だけじゃない、丹後は春夏もまんぷく紀行に最適だ。
丹後とり貝は宮津湾や舞鶴湾で育成、通常の2―3倍という大きさが特徴。肉厚な身と歯ごたえ、甘みがやみつきなると人気が高まってきた。4月下旬―7月中旬、宮津や舞鶴の食事処で味わえる。あぶり焼きや刺身、寿司でシンプルに。
6月まで待てば、舞鶴の岩ガキが旬。大ぶりの身と濃厚な旨味を求めてリピーターも多い。例年、市内の食事処では「舞鶴岩がき丼」を提供。岩ガキに舞鶴かまぼこという舞鶴食の2大スターの競演は見逃せない。
舞鶴のご当地メニューといえば、肉じゃが。海軍ゆかりの家庭料理として定番だが、舞鶴海軍が発祥とされる。じっくり煮込まれたじゃがいもにグリーンピースの彩りが映える。市内の飲食店では肉じゃがそのものはもちろん、丼やハンバーガー、コロッケなど様々なアレンジで提供。「肉じゃがマップ」もあるので食べ歩きも。
女子旅ともなればやっぱり甘いものもほしい。京丹後市は果物の産地で海岸沿いの砂丘でメロンや小玉スイカを栽培。6月下旬―8月上旬は「琴引メロン」やスイカ「砂丘のたまご」といったブランドに舌鼓を打つ。
スイーツは、天橋立・智恩寺前の茶屋で味わえる「智恵の餅」などの銘菓も定番だが、変わり種は宮津市のハクレイ酒造の「酒蔵スイーツ」。酒粕を使ったチーズケーキなど上品な洋菓子がカフェで味わえる。