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阿蘇・高千穂・竹田で連携協定 3地域で滞在型プラン

熊本県・阿蘇市観光協会、宮崎県・一般社団法人高千穂町観光協会、大分県・特定非営利活動法人竹田市観光ツーリズム協会は2010年9月に「真ん中九州阿蘇・高千穂・竹田3県3地域観光協会連携協定」を結んだ。

九州中央部に位置する3地域が県境を越えて新たな魅力の創出や情報発信を行うことで、観光客誘致を図ろうというのが今回の連携の狙い。

3協会とも第3種旅行業資格を持っているため(1)第3種旅行業を活かした滞在型企画の作成と連携(2)共通パンフレットやホームページリンクなどによる情報発信と共有(3)各観光協会案内所において相互の観光、道路情報などの提供とPRを行う考えだ。

阿蘇・高千穂・竹田の3地域は車でそれぞれ1時間圏域にあるが、人気の観光スポットだけでなく隠れた観光地やや体験メニューなどを組み合わせた滞在型企画商品を開発していくという。

すでにそれぞれ観光パンフレットやポスターなどは共有しており、現場レベルでの人的交流は実施している。

「真ん中九州」をアピールするため、高千穂町出身のノンフィクション作家・高山文彦さんが「楽土への誘い」をテーマにしたメッセージを制作した。メッセージは次の通り。

やまなみハイウェイを走る。阿蘇、久住、祖母の三連山がなす大いなるトライアングルの真ん中だ/あえて「九州中央山地」と呼んでみよう。この一帯はかつて、自由な山々を行き来する者たちがいた。彼らは火と硫黄と草と木と鉄と水を魔法使いのようにあやつり、広大無辺な楽土を築いていた/ある者は彼らを鬼と呼び、ある者は彼らを神と呼んだ。そうして神話が生まれた/遮るものは、なにひとつない。草が、樹木が、風が、水が、大声で語りだすのだ。

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