両毛最大の祭り「桐生八木節まつり」 8月4―6日
17/07/25
おどりの輪に感じる夏の風情
第54回「桐生八木節まつり」が8月4―6日の3日間開催される。市内数カ所にやぐらが組まれ、各日とも19時ごろから22時前まで八木節おどりの輪が広がる。
祭りの起源は350年以上前まで遡り、近代に入ってから地域の祭礼や行事を統合し桐生八木節まつりとして開催されるようになった。近年は50万人以上が訪れる両毛地区最大の祭りとして知られている。
祭りの初日、4日に行われるのが全日本八木節競演大会。予選を桐生市市民文化会館小ホールで午前中に行い、決戦大会を18時30分から約1時間、本町五丁目足利銀行前に設置される本町五ワイドステージで行う。
翌5日は織物の街、桐生ならではの「織都桐生千三百年記念織物メチャクチャ市」(桐生織物産地謝恩セール)が桐生市民文化会館で10―13時まで開かれる。八木節まつりと同時開催され、362年の歴史を持つ「桐生祇園祭」のクライマックスとも言えるみこし渡御が正午―17時ごろまで本町を会場に行われる。
最終日の6日は、13時に本町三丁目―錦町までのパレードが出発、新川公園では15―21時30分までダンス八木節が開催される。1グループ5人以上の踊り手たちが創作ダンスで八木節まつりを盛り上げる。
また、錦町では19―22時ごろまで、歴代の全日本八木節競演大会優勝者が共演する。
桐生市は織都とも称され、714年に朝廷に絹織物を献上した古事が残るほど、絹織物産業の歴史は古い。絹産業遺産群の1つとして世界遺産に登録されている田島弥平旧宅(伊勢崎市)は市街から車で20分ほど。
桐生市街地へは北関東道太田桐生インターから20分ほど。祭り期間中は、わたらせ渓谷鐵道や上毛電鉄が臨時列車を走らせる。
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