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「雪の大谷」6月22日まで アルペンルート全線開通

4月16日に全線開通 雪のアトラクションも

立山黒部アルペンルートが全線開通するのは4月16日。6月22日までの68日間、春の恒例行事「雪の大谷ウォーク」が開かれる。

標高2450メートルの立山室堂平は世界でも有数の豪雪地帯。道路を除雪して巨大な雪壁「雪の大谷」が出現する。同ウォークでは、最大で約20メートルの雪壁が約500メートルにわたって続く“雪壁の回廊”が散策できる。立山ならではのぜいたくな春だ。例年、期間中10万人超が訪れる人気イベントとなっている。

雪の大谷

「雪の大谷」を歩くと
雪壁の迫力に圧倒される

入場・散策は無料で、散策の記念に通行証もプレゼントされる。初日の9時45分からは中央広場でオープニングセレモニーが催される。散策の所要時間は中央広場を起点に往路が15分、復路が20分。散策路の開放は、立山連峰が一望できる雪原のう回路「パノラマロード」が5月8日まで、雪の回廊が全期間。

アルプス広場には今年も雪のアトラクションを設置。5月11―31日は「雪の迷路」、6月3―22日には「雪の滑り台」が登場、6月11―22日は巨大雪像が展示され、子どもたちを楽しませる。5月8日まは雪遊び広場が開設されるほか、4月30日までは富山県認定のナチュラリストによるガイドや、除雪車「熊太郎」の展示も。

雪の迷路

巨大な「雪の迷路」

ウォーク開催時間は平日が10時から、土日祝日が9時30分から。終了は15時15分。

気になる雪壁の高さだが、気温の上昇とともに低くなっていくため、4月が一番高い。しかし、5月以降になると天候が安定するため、例年6月に入っても雪壁の高さは10メートル以上残る。期間中終盤まで雪壁の圧倒的な迫力は衰えず、6月には“初夏なのに雪”という、これまたぜいたくな体験が楽しめる。

立山黒部アルペンルートは北アルプスを貫く全長約90キロ、最大高低差約2千メートルにもおよぶ日本有数の山岳観光ルート。

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