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立山黒部アルペンルートが開通 「雪の大谷」4月16日から

巨大な雪壁に圧倒 立山春の風物詩

立山黒部アルペンルート(富山県立山町―長野県大町市)が4月16日に全線開通する。北アルプスを貫く全長約90キロ、最大高低差約2千メートルにも及ぶ日本有数の山岳観光ルートに春が到来。壮大なスケールを肌で感じるというぜいたくさで今年も観光客を魅了する。

観光シーズン幕開けを告げる恒例行事「雪の大谷ウォーク」は今年も6月22日まで開催。標高2450メートルの立山室堂平に最大で約20メートルの雪壁が約500メートルにわたって続く「雪の大谷」が出現、そびえる雪壁の回廊の散策が楽しめる。雪壁の迫力は自然の厳しさを伝えると同時に、自然の造形美も感じさせ、例年10万人超が訪れる。

立山黒部アルペンルート

雪壁の回廊は圧倒的な迫力

散策は無料で通行証もプレゼント。初日にはオープニングセレモニーが催される。散策路の開放はパノラマロードが5月6日まで、雪の回廊が全期間。

アルプス広場には雪のアトラクションも設置。5月9―31日の「雪の迷路」、6月3―22日の「雪の滑り台」に加え、今年は6月6―15日まで巨大雪像も展示する。4月30日までは富山県認定のナチュラリストによるガイドも。

立山黒部アルペンルート

巨大な「雪の迷路」

雪壁の高さは4月が一番高く、気温の上昇とともに低くなっていくが、天候は5月以降により安定するため、例年6月に入っても雪壁の高さは10メートル以上残る。期間中終盤まで衰え知らずだ。

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