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あわら市観光協会、温泉軸に着地型ツアー

春夏は農業体験ツアーを実施

福井県・あわら市観光協会が着地型ツアーの造成に取り組んでいる。歴史や自然、食といった地域資源を生かした体験メニューをそろえ、あわら温泉来訪時の楽しみ方を提案している。

今年に入ってから実施しているのは、女性をターゲットに、心身の健康をテーマにしたツアー。市の観光の中心となる「温泉」を軸に、農業や地元住民とのふれあいを絡め、あわらだけの観光スタイルを楽しんでもらう。

春夏は地元野菜を味わうピクニックツアーを実施。農産物直売所「風羽里」展望台での野菜ランチボックスと福井工業大学内の桜撮影会、富津地区特産のサツマイモ「とみつ金時」の苗植えと調理、えちぜん鉄道に乗ってブランドトマト「越のルビー」収穫と早朝散歩、早朝サイクリングツアーなど、地域の恵みと景観を楽しむツアーを催行した。

あわら市観光協会
あわら市観光協会

「越のルビー」収穫体験(上)と
地元食材を使ったランチをセット

参加者はあわら市内を中心に福井県内が中心で、アメリカから里帰りで参加した人も。90%が女性だったという。市観光協会では今後、「温泉宿泊者の参加や県外から誘致、食育につながる内容などを検討していきたい」と話している。

そのほか、あわらの体験素材は、あわら温泉の伝統芸能館での舞妓・芸妓変身体験、吉崎蓮如の郷散策、北潟湖でのカヌー体験、各種農業体験など多彩なメニューが並ぶ。10月1―30日は坂井市三国町と共同で、これら地域体験プログラムを集めたイベント「うららん」も開かれる。

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