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11月末まで「海湖と歴史のキャンペーン」 祭りや秘仏公開など催し多彩

若狭さとうみハイウェイ全通1周年記念

舞鶴若狭自動車道「若狭さとうみハイウェイ」が全通して7月で1年。小浜IC(小浜市)―敦賀JCT(敦賀市)が開通して福井県若狭地方へのアクセスが向上、観光客が増加し域内へ大きな経済効果をもたらした。県や沿線自治体などは7月1日には全通1周年を記念して「海湖(うみ)と歴史の若狭路キャンペーン」をスタート。11月30日まで、地域の伝統的な祭りや特別企画を前面に押し出し、さらなる夏の需要喚起を図る。

国土交通省近畿整備局やNEXCOによると全通から半年、今年1月20日までで若狭エリア(福井県嶺南地方)への訪問者は前年同期比で約15%増、観光消費額は約6.2億円増加するなど全通効果は大きかった。7月18日には京都縦貫道も全通し、京阪神と福井、滋賀を結ぶ環状高速道路ネットワークがさらに強固になることから、各方面からの誘客、周遊の幅の拡大が見込まれる。

キャンペーンは昨年の開通記念に続き、今年も展開。このほど文化庁の「日本遺産」に「海と都をつなぐ若狭の往来文化遺産群―御食国若狭と街道」が認定されるなど話題豊富な若狭路の魅力を伝えていく。

若狭湾観光連盟では、日本遺産認定記念として7月18日―12月13日まで「若狭路さとうみスタンプラリー」を実施。小浜市の若狭歴史博物館で木簡パスポートを期間限定で配布する。寺社をめぐりパスポートにオリジナルの朱印を集めると、抽選で若狭路の特産品も当たる。

県観光振興課では来年1月31日まで「福のおみやげプレゼントキャンペーン」を実施。関東・関西・中京のキャンペーン参加旅行会社の窓口で福井県への宿泊旅行を申し込むと、抽選で特産品のカタログギフトをプレゼントする。

また、地域の祭りやイベントとも連動。8月は各市町で花火大会・夏まつりのラッシュで、1日に小浜市で開かれる若狭マリンピア花火大会を皮切りに、若狭おおいのスーパー大火勢(おおい町、8日)、とうろう流しと大花火大会(敦賀市、16日)など海辺の花火に例年多くの見物客が訪れる。続いて9月2―5日には敦賀市で「敦賀まつり」、同19―20日に小浜市では若狭地方最大の祭り「放生祭」、10月10―11日に「OBAMA食のまつり」と秋の催事になだれこんでいく。

スーパー大火勢

8月8日に開かれる
若狭おおいのスーパー大火勢

そのほか、映画「サクラサク」のロケ地めぐり(美浜町、7月1日―11月30日)や、若狭の秘仏特別公開とライトアップ(小浜市・若狭町・おおい町・高浜町、9月19日―11月23日)など地域を楽しむ企画が続々。9月1日―11月30日は美浜、若狭両町を結び三方五湖を望むレインボーラインの通行料が半額になるキャンペーンも。

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