観光業界専門紙「トラベルニュースat」おすすめ国内魅力再発見の旅

【番外】インターン生が行く! 巡ればもっとハマる韓国(2)

11/10/21

特別な思い出があるのが弘大です。ここには芸術大学があり、多くの若者が集まる賑やかな場所。のはずが、最寄駅である弘大入口駅の周りは高層ビルが建ち並ぶオフィス街。予想外の風景に地図を見ながら目的地を探していました。

「どこに連れて行かれるのか?」 親切心に「カムサハムニダ」

するといきなり1人の女性が携帯電話を差し出してきて「マルヘ(話して)」と言ってきました。わけがわからないまま出ると「どこに行きたいんですか?」と片言の日本語を話す男性の声が。頭がこんがらがりながら「人がたくさんいるところ」と意味不明な答えをいうと「じゃあその人について行ったらいけるよ」と。

こんなことを言われてついていく人がどこにいるのだろうと笑ってしまうような話。ですが、日が暮れ始めた知らない土地。不安だったところにいきなりの出来事。私たちはおかしくなったのか、ついて行ってしまいました。

その人がウロウロと人気のない道を歩くので、怖くなり地図を差し出しながら「チグムオディエヨ(今どこですか)?」と聞くと「ウーン、モルラヨ(うーん、わかりません)」と流されてしまい、最悪の状況を覚悟。その後何か話しかけられましたが何も覚えていません。10分くらい歩くと急に賑やかな通りに。向こうには手を振っている男性が。このときようやく本当につれて行ってくれたことがわかりました。

今まで疑ってしまった申し訳ない気持ちと感謝の気持ちで胸が苦しかったです。女の人に何度も「カムサハムニダ(ありがとう)」を伝えて別れました。こういうときに「ありがとう」以上の気持ちを言葉で伝えられないことが悔しいもの。この女性と出会ったことが今回の旅行で一番のハプニングであり、素敵な思い出です。韓国をもっと好きになりました。

憧れの韓国2泊3日の旅行は一瞬。お腹と心はいっぱいになり、財布は空っぽになり。一度行っただけでは満足するどころか、ますますハマってしまいました。今回は韓国の首都ソウルのなかでも賑わっている街の一部しか行けませんでした。次回は他の街や釜山など田舎にも足を運び、韓国のすべてを見て、またそこで素敵な出会いをしたいです。

(西田杏奈=京都橘大学現代ビジネス学部現代マネジメント学科2回生)

インターン生が行く! 巡ればもっとハマる韓国(1)に戻る

購読申し込み
夕陽と語らいの宿ネットワーク
まちづくり観光研究所
地旅
関西から文化力
トラベルニュースは
文化庁が提唱する
「関西元気文化圏」の
パートナーメディアです。
九観どっとねっと
ページ
トップへ