里海の魅力全開・福井若狭(2) 開通記念キャンペーン展開
海湖と歴史の若狭路キャンペーンは、若狭さとうみハイウェイの全線開通を記念し若狭全域で特別イベントを実施する。
11月まで全域で 特別展やラリー、祭りも
小浜市の若狭歴史博物館は、ハイウェイの開通直前の7月18日にリニューアルオープンし、11月30日まで記念展を開催する。普段は見ることができない仏教絵画などを特別に公開する。
美浜町では10月4日―11月16日、町総合体育館で若狭路恐竜展2014が開かれる。福井県立恐竜博物館が所蔵する約20体の恐竜全身骨格標本や化石を展示する。期間中には、全国のゆるキャラを集めた大運動会、若狭の伝統食材へしこを使った料理対決なども予定されている。
若狭町では7月20―21日、オープニングイベントとして県内ご当地グルメを一堂に集め、伝統工芸の体験や物産販売が楽しめる。
三方町ではキャンペーン期間中、三方五湖を望むレインボーラインが半額で通行できる。普通車は通常1040円が520円で走行できる。
そのほか、特産品がプレゼントされるスタンプラリー、宿泊や特産品の購入で1万円以上を使った観光客にキックバックするモリモリキャンペーンなども併催する。
また、既存の祭り、イベントのアピールも強化している。おおい町で8月9日に開かれ、迫力ある松明行列が見もののスーパー大火勢(おおがせ)は今年で20周年。敦賀市の大花火大会は8月16日、高浜町の漁火想は8月2日に開かれるなど8月は若狭一帯で花火大会が相次ぐ。この時期は海水浴シーズンでもあり、おおい町の長井浜、美浜町の水晶浜、敦賀市の水浜は多くの人で賑わい、海釣り体験(小浜市)やシーカヤック体験(高浜町)も人気。
秋は、小浜市やおおい町の名刹をめぐる秘仏めぐりバスツアー、若狭町の熊川宿で人力車や猿回しのイベント(10月5日)などが行われる。若狭地方最大の祭り「放生祭(ほうぜまつり)」は9月13―14日に小浜市で開かれる。OBAMA食のまつり(10月11―12日)、つるが観光物産フェア(10月25―26日)など実りの秋を体感するイベントもある。
さらにキャンペーンでは、夏のウナギやくずまんじゅう、へしこ、秋のフグやアオリイカ、自然薯などグルメを旅行会社に売り込んでいる。
そのほか映画「サクラサク」のロケ地めぐり、敦賀市の中池湿地体験ツアーなど着地型観光の企画もそろえる。
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