若さゆえ四季の魅力―福井県若狭地方(2) 秋・冬の癒し
13/06/20
アクティブな春夏に対して、自然が醸し出す情緒と旬の食材で"ほっこり"と過ごすのが若狭路の秋冬の旅だ。
秋―深まる情緒が胸に
歴史豊かな若狭では「文化の秋」を。秋の季節感でより深まった情緒を求めてまちを歩きたい。
城下町だった小浜のまちはその名残が色濃く、古い町並みや寺院が点在。若狭を代表する古刹群では秋の紅葉も見逃せない。浅井三姉妹の次女、お初の菩提寺である常高寺は大河ドラマ放映後も訪れる人は多い。
山間部では若狭町に鯖街道の宿場町だった熊川宿がある。往時の面影を残した景観は情緒豊かで、若狭路観光の大きなパーツとして存在感を放つ。
秋は紅葉が各所で楽しめ、若狭の名勝・蘇洞門も秋特有の情緒が漂い、趣き深いだろう。
冬―食・食・食の活気
漁業が盛んな若狭湾周辺の冬は食食食だ。これでもかの豪快な海の幸を求めて多くの人が毎年訪れ、活気に満ちる。
その筆頭はカニ。ゆで、焼き、鍋で心ゆくまで堪能したい。ライバルとして若狭フグが控えるのが若狭の冬の層の厚さを物語る。美浜町では寒ブリ、敦賀市では甘エビ、小浜市では若狭ハギ、山に行っておおい町ではぼたん鍋と挙げればキリがないほど地域ブランドが充実している。
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