若さゆえ四季の魅力―福井県若狭地方（1）　春・夏の楽しみ

福井県は２０１４年度に舞鶴若狭自動車道の全通を控え、観光振興に一層力が入る。加えて北陸新幹線の金沢延伸も予定されており、観光客の目が北陸・福井へ向くのは確実。観光活性化のビッグチャンスが到来するのだ。なかでも舞若道が走る嶺南・若狭路エリアでは誘客促進策が着々と進む。若狭湾に面した風光明媚な景観と風土、ふんだんな海の幸といった魅力が輝きを増す若狭路観光を先取りしよう。

春―花の彩りを訪ねて

若狭路観光の春は花一色。名所旧跡や海山といった見どころがいつも以上に華やぐ季節だ。

桜が咲けば春本番。敦賀市・金崎宮や小浜市・小浜公園、高浜町・城山公園では歴史情緒が彩られ、おおい町では海岸沿いに桜が連なり青と白のコントラストが春の喜びを感じさせてくれる。三方五湖周辺も名所が点在し、風光明媚な風景が一層輝きを放つ。

また、晩春以降は三方五湖レインボーラインのばら園や、若狭町・瓜割の滝周辺のアジサイも。

海の幸はヤリイカ、ホタルイカの豊富な甘みが魅力。生ワカメやイサザなどこの時期だけの楽しみが並ぶ。

夏―海水浴と花火に大はしゃぎ

若狭湾に面した若狭路の夏はとにかく「海」に集約される。海水浴、マリンスポーツ、釣りと海の楽しみを求めて、毎年訪れる人も数多い。

エリア内には海水浴場が点在し白砂青松、水質の良さが若狭の海の特徴。三方五湖をはじめ各市町の海辺の宿に泊まっての海水浴は今も家族旅行の定番となっている。

また、ボート競技が盛んな美浜町では三方五湖でレガッタを、若狭町ではカヤック、敦賀市ではボートにも挑戦。親水の魅力こそ若狭の夏だ。

海を彩るのが花火大会。美浜町久々子湖畔、高浜町城山公園、若狭和田海水浴場、小浜市人魚の浜、おおい町名田庄あきない館、敦賀市気比の松原、若狭町縄文ロマンパークといった各市町で次々に開かれる。なかでもおおい町のスーパー大火勢の迫力は圧巻。

食はソースカツ丼とウナギでパワーを、アマダイで上品な味をどうぞ。

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• 嶺南広域行政組合

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