武将観光と産業観光の聖地・名古屋圏(1) 三英傑のふるさと
11/05/24
日本のほぼ中央に位置する名古屋圏には、戦国時代以降の城郭や古戦場などの歴史遺産、近代日本の発展を支えた産業遺産がある。また、都市の魅力だけでなく、自然や文化資源といった着地体験型の多彩な素材も豊富だ。
信長、秀吉、家康と会う
織田信長、豊臣秀吉は現在の名古屋市に生まれ、徳川家康は名古屋城を築いた。乱世を統一へ導いていった「戦国の三英傑」にとって、名古屋圏はいわばふるさと。戦国の"聖地"ともいえるこの地で、人々を魅了し続ける歴史ドラマの香りに触れよう。
信長と家康に深く関わる地が、桶狭間。信長飛躍のきっかけとなった合戦の舞台は古戦場公園が整備され、散策コースも設定されている。熱田神宮には信長ゆかりの信長塀や家康幼時期の幽居地跡も残る。徳川家に絞るなら、大名庭園・徳川園へ。
秀吉を知るには、中村公園は外せない。生誕の碑、秀吉が祭神の豊国神社、ゆかりの常泉寺が集積しているほか、加藤清正の生誕地・妙行寺も隣接している。
荒子は前田利家、前田慶次、池田輝政ゆかりの地。荒子城跡、前田城跡など人気武将が過ごした地の散策もファンに人気だ。
名古屋城では、人気武将に扮した「名古屋おもてなし武将隊」が登場。パフォーマンスで武将観光を彩ってくれる。
名古屋市周辺でも、国宝・犬山城や長久手古戦場といった三英傑が躍動した舞台が点在。この地を歩けば、三英傑をはじめ、戦国の動乱を生きた武将たちの息吹が聞こえてきそうだ。
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→武将観光と産業観光の聖地・名古屋圏(2) リニア・鉄道館に続く