「旅の力」で充電(2) 岐阜県・焼岳温泉
11/04/27
北アルプスに抱かれた岐阜県高山市・奥飛騨温泉郷。その中心に位置する新平湯温泉の一角、焼岳温泉は、日本百名山の1つ、活火山・焼岳の恵みともいえる癒しの源泉が湧き出ている。
緑に輝く癒しの源泉
奥飛騨温泉郷は良質かつ豊富な湯が魅力だが、なかでも焼岳温泉の特徴はエメラルド色の湯。3億6千万年前の地層が隆起してできたこの地では、ビタミンやミネラルが豊富な超深層水温泉が湧出し、源泉中の微生物の光合成が鮮やかな緑色に輝く。新緑の時期には周囲の自然と調和して、癒しの雰囲気は一層増す。
周辺観光はもちろん雄大な大自然へ。新穂高ロープウェイで北アルプスのパノラマを楽しみ、上高地で山川の輝きと澄み切った空気を、乗鞍スカイラインでは標高2740メートルの畳平まで絶景の雲上ドライブを堪能する。
さらに、車を約1時間走らせれば高山市街地、約1時間半で白川郷まで足を延ばせる。高山で古い町並みのまち歩き、白川郷で世界文化遺産の合掌造り集落の風景に古きよき日本に思いを馳せるのも飛騨を満喫するには欠かせない要素だ。
旅の拠点となるのが焼岳温泉の奥飛騨ガーデンホテル焼岳。エメラルド色の湯が美しい露天風呂「うぐいすの湯」をはじめ多彩な浴場で焼岳温泉の泉質を体感できる。囲炉裏端で奥飛騨の郷土料理が楽しめる「温泉せいろ蒸し囲炉裏会席」のほか、自家養殖したすっぽんとチョウザメ料理など、夕食でも奥飛騨の風情を味わいたい。