時代劇俳優とロケ地めぐり(1) 京都・西の観光推進協がツアー化
15/05/21
京都・西の観光推進協議会は、歴史ある寺社仏閣が多く時代劇のロケが多数行われた地元の魅力を生かしフィルムツーリズムを提案している。このほど、東映太秦映画村の協力を得て「時代劇俳優とロケ地を巡る旅」をモニターツアーとして実施した。
「黄門一行」が同行 ドラマ舞台へ
ツアーにはご老公、助さん、格さんに扮した俳優3人が同行。ツアーの3日前にも時代劇の撮影が行われた亀岡市の龍潭寺を見学し、格闘シーンに最適なスペースがある国分寺では手裏剣の撮影のからくりや、格さんと助さんが本番さながらのチャンバラを披露。剣の持ち方や正眼の構えなど、芝居の一連の動きを参加者に教え、役者気分が味わえた。
昼食場所は、築300年余りの武家屋敷をそのまま生かした「へき亭」。現在25代目のご主人と女将が切り盛りし、明智光秀が好んで食していたもち米を蒸した黒豆入りおこわを主食にした名物の「武将めし」を味わった。
南丹市の八木町山室はY字の分岐道が画面に映え、地方の街道筋として旅人が歩く様子や危急を知らせる早馬が疾駆する場面などで撮影に使用される。
園部川にかかる木造の摩気橋を渡って向かう摩気神社も時代劇にたびたび登場するロケ地。ここでは時代劇にまつわるクイズが出された。賞品をめぐって、大いに盛り上がっていた。
(望月佑香)