「日本らしさ」に出会う 三重・伊勢志摩へ(1) 伊雑宮と浜島
12/01/19
三重県伊勢市、鳥羽市、志摩市のいわゆる伊勢志摩地方では、毎年恒例の「伊勢志摩キャンペーン」が3月まで開かれている。2013年に控える伊勢神宮式年遷宮を前に盛り上がりを喚起しようというもので、7回目ともなると定着してきた感がある。そうでなくても伊勢は古来より日本人が参詣に訪れてきた、いわば信仰の聖地。この機会にあらためて、神々のパワーを感じに「美(うま)し国」を訪れた。
静かなパワー宿る伊雑宮 伊勢志摩キャンペーンは3月まで
まずは、志摩市磯部にある内宮の別宮・伊雑宮(いざわのみや)へ。内宮、外宮とあわせて「伊勢三宮」の1つとあらば参拝しないわけにはいかない。静かなたたずまいのなか、心を静めて参拝。宮のいわれを聞いたうえで「パワースポット」と聞くと、確かに静かなパワーが宿る、ような気がしてきたような。
磯部はウナギ、的矢は「的矢カキ」と濃厚な旨味の名物が並ぶが、伊勢エビのまち・浜島は景観も売り。LEDを組み込んだガラス玉のブイを海沿いの散策道に並べた「ビン玉ロード」は夜の海岸をほのかに照らす。ロマンチックな気分になりながら宿に戻り、さざ波の音に揺られて眠りについた。
(長池貴志)
→「日本らしさ」に出会う 三重・伊勢志摩へ(2) 伊勢神宮を早朝参拝に続く