今年の高知は「オタク伝」(2) 大自然と勤王党
11/08/18
プレスツアーではその後、四万十川沿いを南下し不思議な石「蛇紋岩探し」を体験、足摺温泉郷の足摺国際ホテルに宿泊した。同ホテルでは、宿泊者対象のスターウォッチングを堪能、澄み切った星空と月の明るさは都会では味わえないものだった。
鉄チャン、フィギュア、歴女―大自然と意外な取り合わせ
翌朝、足摺岬を足摺国際ホテルの田村泰輔会長の案内で散策、海面から頭を出すウミガメを見つけた。野性のウミガメは初めてで、身近なところに大自然を感じた。定置網で捕獲したマンボウ飼育で知られる足摺海洋館では大水槽の上からエサやりを体験。大阪・海遊館の研究施設、海洋生物研究所以布利センターではジンベイザメを特別に見学させてもらった。
四万十・足摺を後にして、高知駅前では9日オープンした坂本龍馬、武市半平太、中岡慎太郎3体の像を見学。「龍馬伝」幕末志士社中では、ご当地イケメンアイドルグループ「土佐おもてなし勤王党」のおもてなしを受けた。
鉄チャン、オタク、歴女というコアな層をターゲットに徹底したコンテンツづくり。それにウミガメや四万十川の清流の組み合わせは意外性を感じながらも、高知県ならではの驚きがあった。高速道休日1千円が終わった今、ガタゴトと列車に揺られてオタク文化と大自然に触れる、こんな場所があっていい。