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ラオスは笑顔の国だった 日メコン交流年記念ツアー同行記

09/03/10

全旅(池田孝昭社長)が2月12―16日に実施したメコン交流年記念ツアー。日本から初めての直行チャーター便でラオスを訪れ、首相官邸や国家観光庁を表敬訪問した。今回はツアー同行記としてラオス観光の一端を紹介したい。 

治安が良くて、笑顔の人が多い。言葉が通じなくても、手を合わせて「サバイディー(こんにちは)」とだけ言えば何とかなる。そんな気にさせるのがラオスだった。

1400年代に仏教が伝わったそうだから、日本より遅いが、そこかしこに寺があり、町を歩けば必ずと言っていいほど僧侶の姿を見る。世界遺産のまちルアンパバーンでは毎朝、夜明けとともに托鉢が行われる。地元の人に混じって、欧米人はじめ観光客がお米や食べ物を渡す。いつ途切れるんだと思うくらい、お坊さんの列が続く。聞けば、ラオスの男性は誰もが一度はお寺に入るそうだ。

ルアンパバーンの托鉢

ルアンパバーンで毎朝行われている托鉢

ルアンパバーンはラオスを代表する観光都市で、昔は王国の都だった。規模は全然違うが、日本の京都や奈良みたいなまち。メコン川に面しており、リバークルーズが楽しめる。ツアーでは2時間ほど川を上って、パークウー洞窟へ行った。洞内には数千体の仏像が並んでいた。

パークウー洞窟

メコン川の船上から見るパークウー洞窟

ルアンパバーンの夜は、メーン通りに市が並ぶ。織物が特産で、女性のツアー客は品定めが楽しそう。安いし。だけど日本人同士では「それいくらだった?」「8万キープ」「少し高くない?」なんて会話する。万単位なので調子が狂うが、1万キープと言っても約100円なのに。滞在中、愛飲したラオ・ビールも酒屋で100円だった。

料理も、香辛料がきつくなく、あっさりしていて食べやすい。惜しむらくはスパやマッサージを体験しなかったことで、物価も安いし欧米人が大挙して滞在する人気の理由が分かる。15日間までならビザも必要なく、のんびりするにはいい旅行先だろう。メコン川に沈む夕陽を見ながらラオ・ビールを飲む贅沢さはお勧めです。

笑顔がいい

ラオスで一番印象に残ったのは女性や子どもの笑顔だった

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