群馬ブームが来る(3) 富岡製糸場、保護財源確保で入場料値上げ
15/04/17
富岡製糸場は世界遺産登録後、14年12月に場内の繰糸場、東繭倉庫、西繭倉庫の3棟が国指定重要文化財から、群馬県内では初の国宝へと格上げされている。3月31日に富岡製糸場が発表した2014年度の来場者数は133万8千人で、登録前年の31万5千人を大幅に上回った。
県内では初の国宝に
富岡製糸場を所有、管理する富岡市は昨年、文化財の保護と活用の観点から、今後30年をかけて取り組む施設の保存修理事業の財源を確保する必要があるとして、入場料を倍額にすることを決定。今年4月から、大人は500円から1千円へ、団体は400円から900円に改定した(大学生以下料金はすえおき)。
また、団体予約のシステムを更新。ウェブ上で4月1日以降に予約する場合は、新たな登録が必要になった。15年10月―16年3月の団体予約は4月20日に受け付けを開始する。