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光放つ宮城へ(2) 慶長遣欧400年記念事業、今年も多彩に

15/03/04

江戸時代初期、伊達政宗が家臣・支倉常長を仙台からヨーロッパに派遣してから2013年で400年を迎えた。仙台と遠く欧州を結んだ歴史的事業「慶長遣欧使節出帆」の節目を記念して、宮城県や仙台市、石巻市は13―15年度の3年にわたって記念事業を展開している。

サン・ファン館や県内各地で

これまでも様々なイベントを実施してきたが、最終年の15年度も企画は続く。5月24日は、県慶長使節船ミュージアム「サン・ファン館」で「サン・ファン祭り」を開催。ステージイベントやちびっこ広場、イタリアンメニューの出店などで賑わう。前日23日には、前夜祭として使節団が太平洋横断で乗り込んだ帆船「サン・ファン・バウティスタ」の復元船のライトアップも。サン・ファン館は7月20日、10月28日に無料開放する。

サン・ファン・バウティスタ

「サン・ファン館」に展示公開中の
帆船「サン・ファン・バウティスタ」

10月には県内各地でイタリアンフェスティバル、石巻市で「イタリア祭」といったイタリアの文化に触れる催しを展開。来年3月末までは松島町のみちのく伊達政宗歴史館で「400年記念企画展」も開催しており、政宗の視点から使節を詳しく学べる。

そのほか、仙台市博物館では支倉常長グッズも登場するなど事業期間中は慶長遣欧使節一色となっている。

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