今夏の思い出づくり（2） 西山ファーム（岡山・赤磐）
岡山県中南部、赤磐市の観光体験農園「西山ファーム」で味わえる夏の味覚は桃。７月―９月上旬の暑い季節、フルーツ王国岡山が誇る完熟した桃をもぎとってかぶりつけば、溢れるような甘みと水分が乾いたノドを潤してくれる。
完熟桃をかぶりつき
西山ファームは中国道・美作ＩＣと山陽道・山陽ＩＣのほぼ中間というアクセス至便な立地で、湯郷温泉や岡山・倉敷観光の立ち寄りに最適。夏の桃のほか、ブルーベリーやぶどう、冬から春にかけてはいちごと一年を通して旬のフルーツがたわわに実る。
桃園には毎年夏になると白桃系品種を中心に20種、１５０本の桃の木に白く大きな実が重そうにぶらさがる。ほどよい甘みとジューシーなみずみずしさ、なめらかな舌ざわりと三拍子そろった旨味が詰まった実は夏の宝物といってもいい。カテキン類、食物繊維が豊富に含まれ、ヘルシーさも十分。この桃を自ら収穫してかぶりつく―。考えただけでもヨダレが出そうだ。
桃狩りで夏を元気に
「ひえひえ桃食べ放題」コースが定番。よく冷えた完熟の桃を30分間、好きなだけ味わえ、お腹も心も満たされる。追加で２００円を用意すれば桃を１玉収穫してお土産にしてもいい。ぶどうも加えた食べ放題コースもある。
料金は食べ放題が大人２千円、子ども１千円。ぶどうを加えたコースは大人２３００円、子ども１１５０円。
冷えた桃１玉の賞味と桃狩り体験１玉の「ちょっぴり」コース、昨年から登場した２玉賞味と２玉狩りの「にこにこ」コースも用意。「思いっきり食べたい」「桃をもぎとりたい」「量も調整したい」と様々なニーズに応えられるラインナップだ。
「ちょっぴり」は１人８５０円、「にこにこ」は同１７００円。
８月末から９月上旬は黄桃の季節になり、秋からはぶどうの食べ放題、冬から春はいちごの食べ放題と続き、季節を問わず多くの観光客が詰めかける。
いずれのコースも要予約。予約、問い合わせは電話０８６―９５８―２５５３。
同ファームがある旅のレストラン「西の屋菊ヶ峠店」には備前焼窯元・明光窯とゴルフパークも併設。陶芸体験（２千円）や、ショートゴルフ（男性３５００円、女性３千円）やグラウンドゴルフ（10人以上の予約が必要）といったアクティビティが楽しめる。
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