登山道開放で霧島山自然体験(1) 高原に多くの登山客
13/07/05
日本で最初に国立公園の指定を受けた霧島山は、2014年に国立公園指定80周年を迎える。昨年には韓国岳や高千穂峰など霧島山の主な登山道が1年半ぶりに開放された。今年の4月から中岳中腹探勝路も開放され、多くのトレッキング愛好者が訪れている。
夏は新緑、秋はススキと紅葉
日本で最初に国立公園の指定を受けた霧島山。その麓にある霧島市は、天孫降臨の神話が息づく神話の地であり、四季折々に美しく変化する自然景観が楽しめるほか、湯煙たなびく日本屈指の温泉郷としても知られる。
2014年には国立公園指定80周年を迎えるが、その前段として昨年、新燃岳火口周辺の警戒範囲が3キロ以内から2キロ以内に変更になったことで、7月から霧島山を代表する韓国岳、大浪池、高千穂峰の登山道が1年半ぶりに開放された。
まだ一部に規制はあるものの今年4月から中岳中腹探勝路も周遊できるようになり、5月中旬にはミヤマキリシマや、ミツバツツジの花々が咲き誇る景観を楽しむため、多くのトレッキング愛好者が登山に訪れた。
これからも夏は新緑、秋はススキと紅葉、冬は樹氷が山肌を彩る光景を目にすることができる。
一方、湧水町は霧島山と九州山脈の両山系に挟まれ、中央を九州第2の河川、川内川が貫流。流域には肥沃な耕地が広がっており、日本の名水百選に選ばれた霧島山麓丸池湧水や日本棚田100選に選ばれた幸田の棚田は多くの人を魅了する観光スポットだ。
問い合わせ 霧島高原自然体験ツーリズム協議会
事務局:899―4394鹿児島県霧島市国分中央3丁目45番1号 霧島市商工観光部観光課
電話0955―45―5111 ファクス0995―64―0958へ
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