観光業界専門紙「トラベルニュースat」おすすめ国内魅力再発見の旅

水面から愛でる桜(1) 京都岡崎・十石舟

12/03/28

古来より日本人の生活歳時記として親しまれてきた花見。桜の下で楽しむ花見はもちろん、今回は川や堀など水面から桜を愛でるスタイルの花見を紹介したい。

船上から楽しむ京の春 桜と若葉を風流に

岡崎桜回廊十石舟めぐり実行委員会は3月29日―5月6日、京都市左京区岡崎周辺で「岡崎さくら・わかば回廊十石舟めぐり」を実施する。

岡崎さくら・わかば回廊十石舟めぐり

琵琶湖疏水沿いで運航する
十石舟めぐり

昨年までは「桜回廊十石舟」としていたが、若葉のシーズンも楽しんでもらおうと名称を「岡崎さくら・わかば回廊十石舟」に改めた。

また、今年から新たな取り組みとして「岡崎疏水・ライトアップ 桜回廊」と名づけ、岡崎地域の琵琶湖疏水沿い約1.5キロを桜のライトアップと花灯路で演出する。期間は3月30日から4月15日までの18時―21時30分。20時30分まで「十石舟夜桜運航」も行う。

十石舟めぐりは、南禅寺舟溜り乗船場から夷川ダムまでの往復3キロを約25分運航。料金は大人1千円、小人500円。運航時間は9時30分―16時30分。夜桜運航は18時―20時30分。いずれも15分ごとに出発するが、雷注意報発令時など気象状況により運休する場合がある。4月16日以降は団体予約も受け付ける。

岡崎疏水・ライトアップ桜回廊

今年から桜のライトアップも

このほか、3月29日―5月6日までは、毎日13時30分から十石舟に乗船して京都観光を楽しむ「明治ロマン産業遺産『琵琶湖疏水』散策」、「『平清盛』ゆかりの風光明媚な祇園、東山散策」を実施する。

「明治ロマン―」は明治の先人が開発した琵琶湖疏水と山科や南禅寺を散策し十石舟に乗船。「平清盛―」は祇園白川や忠盛燈篭、ねねの道、祇園女御供養塔、円山公園を訪ねて十石舟に乗るという内容だ。参加費はいずれも大人2900円。最少催行人員2人。所要時間は約3時間。

3月29日―4月15日の9時30分、11時の2回、南禅寺界隈をガイドが案内するサービスを行う。所要時間は約50分、参加費は大人200円。4月21日には10時と13時30分の2回、小学生と保護者で参加する「『琵琶湖疏水記念館で学ぶ疏水の歴史』と十石舟めぐり」を行う。12組24人を無料招待する。

十石舟めぐりの問い合わせは、京都府旅行業協同組合 電話075―321―7696。

日本旬紀行 旅のおすすめサイト

水面から愛でる桜(2) 大阪大川・夜桜船に続く

購読申し込み
夕陽と語らいの宿ネットワーク
まちづくり観光研究所
地旅
関西から文化力
トラベルニュースは
文化庁が提唱する
「関西元気文化圏」の
パートナーメディアです。
九観どっとねっと
ページ
トップへ