涼を求めて箱根大涌谷へ(3) 平日の高原の幸せ感
11/08/17
こんなに涼しいとは思っていなかった。7月11日、東京の気温は33度。急な用事で午後3時ごろに新宿を車で出て中央環状線、首都高3号線、東名高速道、小田原厚木道路を経由して、箱根大涌谷に着いたのは午後4時半ごろ。車外温度計を注意しながら走ると、箱根の入口にあたる箱根湯本辺りでは33度あったのが、早川沿いに標高を上げ、森も深くなるにつれ気温は下がっていった。夕方に近づいていることはあったけど、大涌谷に着いたときは30度を切って28度だった。日陰ならさらに涼しく、高原の風が気持ちいい。
都心から1時間半
平日の昼間なら新宿から大涌谷まで車で1時間半で着くってことのうらやましさ。週末なら決してこうは行かない、箱根まで1時間半で着くことの幸せ感。突然の平日の休みに出かけるなら、箱根は有力なオプションだ。
30分ほどで用事が終わり帰り際、面談の相手に「暑い東京にとんぼ帰りですか。箱根に泊まってはいかがですか。私(の自宅)は芦ノ湖畔ですので、夕方以降は特に涼しいですよ」と気の毒がられた。大涌谷の事務所でも昼間はエアコンをつけていたそうだけど、この時間は窓を開けて仕事をしていた。
外に出ると、夕方の光線に、もう富士山はシルエットのようにだけ見えた。そのシルエットのなかをロープウェイが行き来している。左側を見下ろすと森に囲まれた芦ノ湖の一部が見える。猛暑の夏、高原に出勤し、湖畔に帰宅する人がうらやましい。