夏・秋休みは昼神温泉郷(2) 多彩なトレッキング
11/08/04
昼神温泉郷周辺は多彩なルートをトレイルできる南信州を代表するトレッキングエリア。万葉集に詠われ歴史を感じるコースや癒しの効果がある森林セラピーロード、日本百名山のうち23座をパノラマできるコースなどバラエティに富む。
万葉の香りと森林セラピー
「そのはら山万葉浪漫コース」は、都と関東・東北を結んだ古代東山道を歩く。園原の里の神坂越えは遠く都人にも知られた難所で、万葉集のほか枕草子、源氏物語にも登場している。そのため伝教大師最澄は、旅人のための休憩所として広拯院を建立。現在は信濃比叡として信仰を集めている。
その信濃比叡から歩き始め、源義経が奥州に下る際に馬をつないだと伝わる駒つなぎの桜、源氏物語ゆかりのはゝき木、皿投げ祈願ができる暮白の滝などを経て、神坂神社に至る。その間、約1時間。
神坂神社から先は、さらに古代東山道をたどる「修験者コース」に続く。標高1739メートルの富士見台高原まで急坂を登る本格的なトレッキングルートになっている。神社から高原までは約3時間。
ヘブンスそのはらのゴンドラを利用して涼風や高山植物を楽しむコースは2つ。「いわなの森癒しのコース」は森林セラピー認定のルート。セラピーガイド同行で、癒し効果を高めたい。「マウントビュー富士見台パノラマコース」は眺望の良さが売り。富士山、南アルプスを眺めながら歩ける。秋は紅葉も美しい。
いずれもトレッキングガイドを手配できる。
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