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夏の湯原は癒し天国(1) 「6・26」と「はんざき」

11/06/24

露天風呂「砂湯」で知られる岡山県・湯原温泉。夏は6月26日に湯原最大の恒例行事「6・26 露天風呂の日」、8月7―8日に今年50周年目の「はんざき祭り」とイベントが目白押しだ。周辺の蒜山高原や勝山、新庄村などの素材とタイアップしながら、新たな取り組みも進む。この夏は癒しと涼を求めて、湯原温泉へ。

「露天風呂の日」などイベント充実の夏

湯原温泉では年間を通して湯原温泉の象徴・ダムの下の露天風呂「砂湯」を中心に様々なイベントが繰り広げられている。

間近なところでは6月26日行われる同温泉最大のイベント「6・26 露天風呂の日」。1987年から行っており、今回で24回目の開催となる。

全国に先駆けて露天風呂を「6・26」にもじって取り組んでいるもので、6月26日には毎年数多くの観光客で賑わう。

当日は6時26分のお湯採りの儀式から始まり、砂湯の大掃除を行ったり旅館の内湯を無料で開放している。

8月7―8日には、「はんざき祭り」を実施。同温泉に伝わるはんざき(オオサンショウウオ)伝説にちなんだもので、今では湯原温泉の夏の風物詩となっている。今年で50回目の節目を迎える。

商工会青年部や女性部らのボランティアによる夜店は人気があり、8日の本祭りには10メートルもあるはりこのはんざきを約300人が引っ張って温泉街を練り歩く。

8月最終週の土曜日には砂湯に独楽の形をした高座を設け、湯に入りながら落語が聞ける「湯気夢里寄席」を開く。大学の落語研究会の協力を得て行っているもので、落語や大喜利が楽しめる。

冬場もイベント豊富。砂湯のまわりに626本のキャンドルを灯す「クリスマスキャンドル」(12月24日前後)と「ファンタジックバレンタインin湯原」(2月14日前後)は、女性客やカップルに最適。

イベント以外でも、湯原温泉ミュージアム内は旅行作家・野口冬人氏から寄贈された温泉、旅行の蔵書1万5千冊の展示と野口氏の執筆室を設けた「野口冬人記念資料室」やとんぼ玉やモザイクガラス、ステンドグラス制作体験ができる「ガラス工房とよもと」があり、スリッパ卓球を楽しめるようスペースもある。

そば打ち体験など地元の味を ひまわり館

ペットの露天風呂で知られる下湯原温泉「ひまわり館」だが、湯原産の玄蕎麦を施設内の石臼で製粉し、毎日風味あるそばを食べることができるほか、そば道場「元気庵」では、そば打ち体験も可能。毎日10時30分と14時の2回実施する。要予約。

このほか真庭地域の北部と九州でしか生産されていない青大豆「キヨミドリ」を使い、昔ながらの製法でつくる「青大豆手づくり豆腐」を味わえる。「ジャージー牛乳ソフトクリーム」を絶賛するファンも多い。

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