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隆盛の湯治場へ 霧島日当山温泉に「西郷どん村」

往時の家屋を復元「西郷どんの宿」

西郷隆盛がよく訪れていたという湯治場・鹿児島県霧島市の日当山(ひなたやま)温泉に2017年12月10日、観光拠点施設「日当山西郷どん村」がオープンした。隆盛が宿泊した家屋を復元し、往時のたたずまいを再現。隆盛が生きた時代の空気感がここに漂う。

同施設は今年の明治維新150年と大河ドラマ放映にあわせて設置。地元の要望を受けた霧島市がホテル洗心閣跡地に建設し、観光活性化の拠点として活用していく。

同施設の中核となるのが「西郷どんの宿」。隆盛が湯治でこの地を訪れた際に宿泊地としていた龍宝家家屋を復元したもので、茅葺きと瓦の二重構造の屋根や屋内の間取りまで往時の姿に近づけた。館内には隆盛と日当山の関係を紹介する展示コーナーや交流スペースを設けた。

屋外は日本庭園が配され、隆盛が馬をつないだとされるイヌマキの木も残る。

西郷どんの宿

隆盛の宿泊地だった家屋を再現した
「西郷どんの宿」

さらに2018年度中の施設拡充を計画。地元産品がそろう物産館やレストラン、足湯をオープンさせる予定だという。

霧島周遊観光バスも運行予定。土日曜は霧島シルバー観光ガイドスタッフが駐在し、西郷どん関連のモデルコースの案内も行う。

日当山温泉に隆盛が訪れた記録があるのは、寺田屋事件で負傷した龍馬がお龍と霧島を訪れていた慶応2年(1866年)や戊辰戦争から帰ってきた明治元年(1868年)、藩主・島津忠義がこの地まで隆盛を訪ねてきた同2年(1869年)など。明治政府を辞めてからもたびたび訪れていたという。隆盛がよくわらじを編んでいたという崖下や、釣りをした天降川、共同浴場「西郷どんの湯」などに足跡と風土を感じたい。

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