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温泉地振興に決意新た 鳥羽市温泉振興会が記念式典

10周年で考える未来

鳥羽市温泉振興会(吉川勝也会長=サン浦島、52会員)は設立から10周年を迎え4月10日に記念式典、5月10日に記念講演会・パネルディスカッションを鳥羽国際ホテルで開催しました。

記念式典で吉川会長は温泉郷設立から今日までの歴史を紹介し「温泉を目的に鳥羽へお越しいただけるようになり、毎年120万人が温泉に入られています。入湯税も18億円に達し、鳥羽市の観光振興に利用いただくと同時に宿泊されたお客様への感謝の気持ちを持って還元させていただいています」とあいさつ。これからも行政と共に温泉振興、観光振興に取り組む決意を表明しました。

このあと鳥羽市の木田久主一市長(当時)や鳥羽水族館の中村幸昭名誉館長、鳥羽市観光協会の小見山健司特別顧問、鳥羽旅館事業協同組合の谷口徹理事長(鳥羽市温泉振興会設立当時、今回は父の谷口仙二さんが出席)の4人の功労者に表彰状が贈られました。

鳥羽市温泉振興会記念式典

記念式典で吉川会長が
「入湯税はお客様への感謝の気持ちを持ち還元」とあいさつ

記念講演会は「自遊人」の岩佐十良(いわさ・とおる)社長が「地域を盛り上げるデザイン的思考とイノベーション」を演題に講演。岩佐社長は自身が経営する宿「里山十帖」を例に出しながら「人を動かすにもモノを買ってもらうにしても共感を得ることが必要」との“共感マーケティング”の必要性を訴えました。

鳥羽市温泉振興会記念講演会

岩佐・自遊人社長は地域活性化について講演

このあと引き続いて岩佐社長も加わって「地域創生の処方箋」をテーマにパネルディスカッションが行われ、鳥羽市温泉振興会の吉川会長、同会ゆーわく倶楽部の世古素大部長、鳥羽市企画財政課の重見昌利係長、鳥羽なかまち会の遠藤美和さんらがパネリストとなって、鳥羽市の観光について活発な意見を交わしました。

会場の参加者からは「観光客に来てもらおうとして努力している商店街の空き店舗を温泉郷や旅館のサテライトの場として活用してほしい」といった意見も。吉川会長は「これまで気づかなかったことを教えてもらった。前向きに考えていきたい」との発言もあり、盛り上がった雰囲気のなか、終了しました。

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