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四万十エリアを便利に周遊 四万十川バス・しまんとあしずり号

訪日客受入にも

高知県四万十エリアでは、現在展開中の県の「リョーマの休日」、そして2017年3月から始まる「幕末維新博」といった大型観光イベントにあわせ、2次交通の充実が図られている。豊かな自然が魅力ながら、鉄道でせっかくやってきても足がなければ…という現状を打破し、便利に周遊してもらおうというものだ。

国内客の周遊手段確保ということもあるが、四万十川周辺エリアでは訪日外国人客の受入体制強化という目的もある。近年、外国人専用パスを利用した訪日客が増えており、エリア内各駅で乗降している。四万十市観光協会の小松昭二会長によれば「その多くが駅近隣の観光協会でレンタサイクルを借りて2―3時間、四万十川周辺を散策してくれるものの、足がないのでそのまま高知方面に電車で帰ってしまうのが現状」という。

四万十川

四万十川散策は現状、
レンタサイクル利用が定番

そこでアピールするのが、高知西南交通が運行する周遊観光バス、午前発の「四万十川バス」と午後発の「しまんとあしずり号・江川崎コース」。駅と県西南部の観光スポットをめぐり、次の目的地へと運び、効率的に旅を楽しんでもらう。これにより宿泊需要の拡大も見込んでいる。

いずれのバスも江川崎駅―中村駅を結び、各駅で列車と接続。方面や片道、往復によって全6コースがあり、所要時間は片道で3―4時間、往復でほぼ半日。「四万十川バス」は11月までと17年3月までは金土日祝日、4月以降は土日祝日と夏休み期間に運行する。「しまんとあしずり号」は17年3月の春休み期間と、4月以降は月曜日も走る予定。

料金は片道1500円、往復2400円。小学生以下は半額。

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