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高知城歴史博物館、17年3月にオープン 山内家資料を展示

高知歴史観光のど真ん中

大政奉還150年の節目となる2017年、高知市に高知県立高知城歴史博物館が3月4日にオープンする。長く土佐を治めた山内家の貴重な史料をはじめ地域の歴史を物語る多彩な展示で、土佐や日本の歴史を伝える。

場所は高知城の堀端という、まさに土佐の歴史の中心地に立地。外観はグレーを基調とした近代建築で、鉄筋コンクリート3階建て、延べ床面積は約5700平方メートルと、新たな高知県観光の拠点にふさわしい重厚感を放っている。

高知城歴史博物館

重厚な雰囲気の高知城歴史博物館

館内には3階に展示室と展望ロビー、1階に周辺観光をはじめとする情報の提供や講座を開く教室を設置。2階は収蔵と調査・研究部門が置かれる。

同館設置の目的は、3月に老朽化を理由に閉館した同市の土佐山内家宝物資料館の資料の継承をベースに、高知県の歴史文化、研究成果などの全国発信のほか、観光振興への寄与などを挙げている。

加えて、県が展開中の観光キャンペーン「リョーマの休日」や、同館のオープン初日と同時にスタートする「志国高知幕末維新博」でプッシュする土佐歴史紀行の拠点としての役割も期待されている。

館内では、約6万7千点にもおよぶ土佐山内家に伝わる古文書や美術工芸品、古写真など大名家資料のほか、地域の歴史資料などを展示し、平安から現代にいたるまでの土佐、日本の歴史に迫る。

17年4―6月の四国デスティネーションキャンペーン期間中は、国宝や重要文化財など山内家資料の名品を展示する開館記念展を開催する予定にしており、展示鑑賞者にノベルティをプレゼントする。

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