中国やまなみ街道全通で近く便利に　三次は山陽・山陰の結束点

中国地方を南北・東西に結ぶ　各地からのアクセス容易に

中国横断自動車道・尾道松江線（中国やまなみ街道）は３月22日に全通した。三次市には中国自動車道とのジャンクションがあり、中国地方を東西と南北に結ぶ結束点になる。

中国やまなみ街道は、広島県尾道市と島根県松江市を結ぶ１３７キロ。一部区間を除き、対向２車線。尾道―松江間の所要時間がこれまでより約80分短縮し、約２時間半で結ばれた。区間のほとんど（尾道北―三刀屋木次間）が無料で乗り降りの自由度が高い。

三次市内には南から甲奴（こうぬ）、吉舎（きさ）、三良坂（みらさか）、三次東の４つのインターチェンジが設けられ、市北部は口和インター（庄原市）が至近距離にある。三次東インターで中国道と連絡、中国道の三次インターも利用できる（ただし、中国道区間は有料）。

中国やまなみ街道は本線上にサービスエリアやパーキングエリアがない。そのため市南部でトイレ休憩を兼ねて観光をし、再び中国やまなみ街道を利用して市中心部や北部へ移動することができる。いずれも無料区間であり、貸切バスの時間・距離を短縮するのにも有効と言えるだろう。

三次市から、中国やまなみ街道利用で主要都市への所要時間はおおよそ、尾道市１時間10分、福山市１時間30分、松江市と出雲市が１時間25分となっている。三次市を拠点に山陽、山陰いずれへも至便で、市内観光スポットと周辺の観光施設をつなぐワイン（広島三次ワイナリーなど）、アート（奥田元宋・小由女美術館、村寿三郎人形館、はらみちを美術館など）、グリーンツーリズム（平田観光農園など）などテーマ性のあるプラン設定も可能だ。

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• 三次市観光公式サイト【広島／三次】