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平成の薩長土肥連合 「リョーマの休日」新展開

明治維新150年で4県連携 新キャンペーンは16年度から

高知県が全県を挙げて実施している観光キャンペーン「リョーマの休日」が2016年4月から新展開へ突入する。16年は薩長同盟150年、17年は大政奉還150年、18年は明治維新150年と幕末期の大きなトピックが3年続けて大きな節目を迎えるからだ。坂本龍馬など多くの志士が活躍し、土佐が歴史の表舞台に踊り出た歴史を再度クローズアップ。歴史を軸にした新しい旅の魅力を現代の観光シーンに提案していく。

注目は高知県、鹿児島県、山口県、佐賀県の4県がタッグを組んだ「平成の薩長土肥連合」。8月31日に4県の知事が会して、明治維新150年に向けた連携プロジェクトの盟約を締結した。プロジェクトではインセンティブツアーの相互交流や、4県を周遊する幕末維新クルーズなど様々な企画を打ち出し、連携しながら魅力を発信する。

平成の薩長土肥連合

4県の知事が集い
「平成の薩長土肥連合」盟約を締結

坂本龍馬像

桂浜の坂本龍馬像

16年4月から19年3月までのロングランで展開する新しい「リョーマの休日」は歴史と食にスポット。16年には高幡広域エリアの5市町を舞台にした大型観光イベント「奥四万十博」が開催される。17年は四国デスティネーションキャンペーンの開催に加え、県立高知城歴史博物館が、18年には県立坂本龍馬記念館新館が相次いでオープン。県内の歴史関連施設でも明治維新150年に向けた企画を開く予定だ。さらにジョン万次郎が17年に生誕190年、中岡慎太郎が18年に生誕180年を迎えるなど、期間中は幕末に関する話題が目白押し。

県立高知城歴史博物館

県立高知城歴史博物館(イメージ)

県立坂本龍馬記念館

県立坂本龍馬記念館(イメージ)

食の面でも、「じゃらん宿泊旅行調査2015」で旅行者から「地元ならではの美味しい食べ物が多かった」ランキングで1位を獲得した実力をアピール。県民総選挙「高知県の食卓」を開き地元民おすすめの食を選出するなど磨き上げてきた「食のおもてなし」を様々な企画で伝えていく予定だ。

あわせて県内の観光施設や体験プログラム、食事処など様々な特典が受けられる「龍馬パスポート」も継続。幅広い高知県周遊を促していく。

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