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百年輝く道後温泉へ 松山市、まちづくり計画を策定

温泉内3エリアを重点整備

松山市は6月、今後の道後温泉の方向性を定めた「道後温泉活性化計画」と「魅力向上・賑わい創りの総合的な対策」を策定した。今年度を初年度とする10カ年の長期計画で、「百年輝き続ける最古の湯・道後―外湯文化を受け継ぐおもてなしの環(わ)」を将来像に据え、まちづくりを推進していく。

道後温泉本館

シンボル・道後温泉本館を中心に
温泉内3エリアを重点整備

全体計画では道後温泉内3エリアを重点整備エリアとして設定。椿の湯周辺エリアは「日本最古の湯を再現した空間の創出」をテーマに、建物を緑で取り囲み「椿の森」の中に湧く温泉を仕立て、聖徳太子が入浴した際に詠んだ「寿国」を感じる空間を演出する。誰にも優しい舗装材の使用し座り空間とサインを配置するなど「まちの湯の継承」にも取り組む。

上人坂周辺エリアは「楽しく賑わう門前町」がテーマ。南北2本の路地を開発街区を通過する短冊状の街路を結びつけ、多様な回遊動線を創出する。「歴史をつなぐ空間の創出」として旅館街や花街など上人坂の歴史を感じられる空間づくりも行う。

本館・冠山周辺エリアは「本館を臨む展望スポット」として道後温泉本館の南側に位置する冠山に展望機能を強化、新たな観光拠点として冠山を位置づける。歩車分離の空間の整備で「安心して散策し憩える空間の創出」もテーマに据えた。

また、道後温泉本館徒歩5分圏内に駐車場を確保、駐輪場の収容台数を拡大するなど来訪者のアクセス性の向上や、旅館ホテルの耐震改修にあわせオープンスペースを設けたり、外観を整備するなど民間による景観づくりも促していく。

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