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日本一の観光道路を目指して

4月から九重・飯田高原観光協会長に就任した小池由明さん(九重観光ホテル社長)に、今年開通50年を迎えるやまなみハイウェイへの思いを聞いた。

小池由明さん(九重・飯田高原観光協会長)に聞く

今でこそやまなみハイウェイという名称が定着していますが、元々は大分から長崎を結ぶ九州横断道路が正式名称です。この道路の水分峠から一の宮までの約50キロを「やまなみハイウェイ」と呼んでいましたが、現在は別府が起点になっているようです。

ハイウェイは標高1300メートルを走り、信号が3つあるだけで、トンネルはありません。沿線にはすばらしい温泉や観光素材が点在しています。これだけの魅力ある素材がある道路というのは他にはありません。

ただ残念なことに樹木が生長して昔のような景色を見ることができない場所も多くなってきました。どのように昔のような景観を楽しめるようにできるのかは課題として挙げられます。これをクリアできれば、高原から一直線に伸びる道から見えるすばらしい景色と同様、多くの方を感動させることができると思います。

小池由明さん

「景観の整備を」と小池さん

また有料道路の時代は多くの観光バスが通りましたが、無料になってからは地図に県道としてしか記載されず、存在が薄れてきているのも事実です。

今年は阿蘇くじゅう国立公園が制定されて80周年ということもあり、やまなみハイウェイを九州一の道路から日本一の道路と言われるよう景観の整備を中心に頑張っていこうと思っています。

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