観光業界専門紙「トラベルニュースat」おすすめ国内魅力再発見の旅

観光客魅了する多彩な魅力(2) トレッキングに最適

自然を体いっぱい 選択肢も多く

次にトレッキングに目をやると、大分県には登山者から愛される山が多く、近年山歩きを楽しむ人たちも多い。

由布院の由布岳は豊後富士と呼ばれ、ミヤマキリシマや紅葉、霧氷と1年を通して県外から多くの登山者が訪れている。黒岳の山麓には1日約2万トンが湧き出る男池(おいけ)湧水があり、日本名水百選のひとつになっている。

由布岳登山口


白水(しらみず)鉱泉は天然炭酸水で、その場で飲むのは無料。購入しに来る人も多い。

白水鉱泉

天然炭酸水が飲める白水鉱泉

くじゅう連山は九州最高峰の1791メートルを誇る中岳をはじめ、久住山、星生山、三俣山など初心者が挑戦しやすく、ベテランも再度行きたくなる魅力ある尾根が連なる。

韓国でブームとなっている人気トレッキング「済州オルレ」。その九州版が「九州オルレ」で、地図を片手にコースに設置された標識やリボンを目印に自然や歴史にふれあいながら、自分のペースで楽しめることが魅力だ。

大分県の「九重・やまなみコース」は、九重夢大吊橋からラムサール条約に登録されたタデ原湿原がある長者原を結ぶコースで、約12キロの道のりになっている。

体験プランとしては初心者でも馬に乗りながら雄大な自然を満喫できるウエスタン乗馬クラブ「エルランチョ・グランデ」、羊やヤギ、鹿、馬、ウサギなどとふれあうことができる観光牧場「やまなみ牧場」などがある。

エルランチョ・グランデ

乗馬が体験できる
エルランチョ・グランデ

このほか九州の屋根といわれるくじゅう連山の麓に広がる壮大な大草原「久住高原」、くじゅう連山の北麓に位置する「飯田高原」の自然はすばらしく、くじゅうの大自然をハイビジョン映像や手づくりの展示を行っている長者原ビジターセンターにはぜひ立ち寄りたい。

長者原ビジターセンターと一体となって管理されているタデ原湿原は、絶景コース(800メートル、所要時間20分)、1周満喫コース(1.5キロ、同40分)、草原・森もりコース(2.5キロ、同60分)の散策コースがある。

タデ原湿原

散策に最適のタデ原湿原

このほか榎木孝明美術館、大野勝彦美術館、平塚運一版画館、前田真三・晃風景写真館、後藤純男リトグラフ館の5つの美術館で構成する九州九重芸術の杜もある。

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