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今年も「とくしま博」 来年4月まで県全域で展開

節目のスポットや「丼サミット」 パスポートは絶好調

徳島県全体を観光地と見立てて展開する観光キャンペーン「とくしま博覧会」が今年も10月1日に始まった。来年4月30日までの7カ月間にわたり、自然や食、文化など県内全域の魅力を全国に発信し、好調な徳島観光のさらなる飛躍を期す。

県と徳島県観光協会が主催する同博は今回で7回目。昨年までの「INAKA」から徳島県観光のキャッチコピー「おどる宝島!」にキーワードを改め、県全域で様々なプログラムを展開する。特に今回は今年指定80周年を迎えた瀬戸内海国立公園、同50周年の剣山、室戸阿南の両国定公園周辺、開創1200年の四国霊場にスポットを当て、県が誇る観光スポットの節目の年を盛り上げる。

瀬戸内海国立公園エリアは、鳴門の渦潮や大塚国際美術館の鳴門市の魅力をアピール。剣山国定公園エリアはSNSを利用してプレゼントが当たる「剣山&にし阿波地域の宝魅力発信キャンペーン」を来年3月15日まで展開中。室戸阿南海岸国定公園エリアは大浜海岸や宍喰など海の魅力を訪ねる旅を勧めている。

鳴門の渦潮

瀬戸内海国立公園エリアでは
鳴門の渦潮をアピール

四国八十八カ所霊場で徳島県は「発心の道場」。各寺院では記念スタンプ・御影や本尊特別公開など記念企画を実施しており、歩き遍路の旅をPRしている。

注目のイベントは美波町で11月15―16日に開かれる「全国丼サミットinみなみ」。全国のご当地丼が集結する祭典で、徳島県では初開催。徳島からは阿波尾鶏とアオリイカという県南の食材を使った「南阿波丼」が出展する。丼スタンプラリーもあるので、お腹いっぱい各地自慢の味に舌鼓を打とう。

県内周遊をさらに楽しませてくれるのが通年型観光パスポート「おどる宝島!パスポート」。県内500軒超もの参画観光施設・宿泊・食事処などで提示すれば割引などの特典が受けられ、スタンプラリーとしての機能も備えるすぐれものだ。スタンプラリーは段階的に賞品のグレードがアップし、県内を巡れば巡るほどお得に。昨年10月に登場し、配布目標は1万部だったが、すでに5万部以上となるなど予想を上回る人気ぶりだ。

阿波おどり

阿波おどりは徳島観光ならでは

徳島県観光は県内の宿泊者数が2012年度の180万人から13年度は196万人(国交省統計)へ、13年下期から急増するなど好調。県では話題豊富な今年度は「おどる宝島!とくしま」キャンペーンを開くなど賑わい創出への取り組みが本格化している。

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