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眉山中心に観光の魅力をアップ 徳島市が施策計画

滞在時間延長へ市中心部磨き上げ

徳島市は3月、市のシンボル・眉山を生かして賑わいを創出する「眉山魅力アップ計画」を策定した。眉山を中心に市観光の磨き上げを行う。

眉山はまちの中心的存在として市内外から高い知名度を誇る。しかし現状は、眉山山頂に訪れても長時間の滞在につながる素材に乏しく、眉山ロープウェイの利用者も伸び悩むなど観光面で十分活用できているとは言い難い。市ではこれを踏まえ、JR徳島駅から眉山までの市中心部の活性化という観点からも今回の計画を策定。2018年までの5年間で取り組みを進め、23年には市への観光入込客を12年度の約13%増となる240万人、同ロープウェイ利用者を同約18%増の21万人を目指す。

眉山ロープウェイ

徳島市のシンボル眉山にのぼる
「眉山ロープウェイ」

計画では、眉山からJR徳島駅までの区域を「シンボルゾーン」に設定。エリアの魅力向上を図り、観光客と地元住民いずれもが、まち歩きなどを通して市の生活文化を感じることができる観光スタイルを築く。

具体的に取り組む基本方針は4つ。景観整備やイベント、旧山頂駅舎の再生などによる「眉山の魅力アップ」、新町川や市街地一帯で開かれるイベントとの連携や観光施設でのイベントの実施による「シンボルゾーンの魅力アップ」、ストーリー性の設定によって回遊性を高める「シンボルゾーン全体の連動」という魅力の磨き上げを、「市民の関与の促進」によって高めようというものだ。

LEDアートフェスティバルやハイキングツアー、食の情報提供などアクションプラン15事業も決まった。このうち旧山頂駅舎の建て替え、展望休憩施設の機能強化、シンボルゾーンでのオープンカフェ開催は徳島市が主体となって取り組む。

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