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朝の禊湯や祝い魚 鳥羽温泉郷、特別な滞在を演出

特別な時、それは「祝い旅」

鳥羽市温泉振興会や鳥羽市観光協会では、特別な時を鳥羽温泉郷で過ごす意義を「祝い旅」とし、市内での入浴や食、観光を関連づけている。

入浴は、禊湯(みそぎゆ)とした。特に、旅館ホテルに泊まった朝に入浴することを朝の禊とし、新しい自分に還り新たなスタートを切るという価値を鳥羽ならではの温泉入浴と位置づけた。禊を終えて伊勢神宮、鳥羽周辺のパワースポットへ参拝に訪れるというストーリーを描く。

温泉郷の旅館ホテルで提供する食は、神事の最後にお神酒や神饌をいただく直会(なおらい)をイメージ。「日本の祝い魚」「真珠の海七草」を鳥羽の食ブランドにしようと取り組む。

祝い魚は、鳥羽特産の魚貝の価値を高めることを目指し、アワビ、伊勢エビ、タイを旅館ホテルで素材を生かした本物の味として提供する。これら食材を干物にする「HOSUプロジェクト」は1年を通じて、イカやアジなど魚介類をはじめ大根、果ては魚網まで市内では必ず何かを干している光景に出会う。9月下旬から10月中旬にかけては1千匹の伊勢エビを干す企画にも取り組む。干すのHには幸福(ハッピー)、健康(ヘルス)、休日(ホリデー)の意味も包含する。

HOSUプロジェクト

HOSUプロジェクトのひとつ、
伊勢エビの天日干し

真珠の海七草は、鳥羽湾で採れるワカメやアオサなど7種類を「神様のおくりもの」として特別感を演出する。毎月30日に真珠婚式を行っているように、祝祭空間としての鳥羽市のイメージも発信。特別な時間を提供する温泉地を目指す。

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