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世界が認めた隠岐のジオ(2) ローソク島・三大杉

ローソク島 ロマンチックな隠岐の象徴

島後・隠岐の島町では島前の荒々しさとは一転し、ロマンチックな風景に出会える。島の北西の沖合に離れ岩と呼ばれる高さ20メートルの細長い岩が浮かぶ。夕暮れ時、ちょうどこの岩の頂点に夕陽が落ちていく光景は、まるで巨大なローソクに火を灯したようだ。

ローソク島

夕陽と岩の頂点が重なり
火を灯したように見える「ローソク島」

その瞬間は、福浦岸壁または赤崎岸壁から出航する「ローソク島遊覧船」から(予約制で大人2200円)。ローソク島自体は近くの展望台からも眺められる。

島後の三大杉 “生きる地球”見てきた巨木

隠岐のジオサイトは海岸線だけではない。内陸部も見どころが多い。なかでも特徴的なものが杉だ。島後の山林には杉が多いが、数百年も生き続ける巨木が点在する。

布施地区の山中にある岩倉の乳房杉(ちちすぎ)の樹齢は800年。樹高約30メートル、幹囲約10メートルに達する。主幹は15本に分岐し、分岐した部分から乳房状の根が24個も垂れ下がる。母乳や女性の幸福の神として信仰も厚い。

乳房杉

女性の幸福の神として信仰される
「岩倉の乳房杉」

玉若酢命神社境内の八百杉は約2千年、かぶら杉は約600年も生きる神木。“生きる地球”の象徴として隠岐を見守り続けている。

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