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「子規の庭」とビュッフェ誕生 ホテル椿舘/道後温泉

子規の世界観をイメージ レストランからも観賞

愛媛県道後温泉のホテル椿舘に10月6日、「まつやま子規の庭・椿館」が開園した。地元が生んだ明治期の俳人・正岡子規をイメージした庭園で、子規の世界観漂う空間になっている。

松山市のNPO法人「まつやま子規の庭プロジェクト」が庭園で子規の魅力を伝えようと企画し、同館が賛同して実現した。

庭園は広さ約230平方メートル。子規が愛した野球をイメージし、芝生を外野に花壇を客席に見立て、庭園中心には野球のボール型の石のテラスを設置するなど工夫を凝らした。

雑木林のなかの小径や、子規が詠んだ花々が観賞できるオープンカフェも整備。子規が随筆「筆まかせ」に書いた「秋の野草を植え 皆 野生の有様にて乱れたるを最上とすべし。すべて日本風の雅趣を存すべし」の雰囲気が漂う。

ホテル椿舘

庭園は広さ230平方メートル。
雑木林のなかに小径などがある

また、同舘は11月1日、レストラン「buffe TSUBAKI(ビュッフェツバキ)」をオープンさせた。

宿泊プランのほか外来の利用料金は夕食4500円、昼食1600円、朝食1500円(いずれも税別)。朝食からディナーまで対応する。

シェフの顔が見えるオープンキッチンになっており、50種類の料理を味わえる。また10月に開園した「まつやま子規の庭」と隣接している屋外テラスでは、雑木林の中に咲く花々を観賞しながら食事をすることができる。このほか10―12人まで対応できる個室も備えている。

ホテル椿舘

レストラン「ビュッフェツバキ」

同館では「会席料理も用意しているので、洋食と和食を好みに応じて選んでいただけたら」と話し、連泊の利用を呼びかけている。

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