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"源泉かけ流し"温泉を宣言へ 湯原町旅館協同組合

6月にはサミット

湯原町旅館協同組合(古林伸美理事長)は日本源泉かけ流し温泉協会が認定する「源泉かけ流し」温泉宣言を行う準備を進めている。

もともと同温泉は湯量が豊富だったが、施設によっては循環して使っているところもあったため、温泉地全域での「源泉かけ流し」宣言は行っていなかった。

しかし4月1日から同温泉がある真庭市は、温泉使用料をこれまでの200トン3万円から300トン3万円に使用料を大幅に緩和。1トン100円で使えることになったことから、各旅館で大きさや規模にかかわらず、源泉かけ流し浴槽を設けて、入浴客に天然の湯原温泉の湯を楽しんでもらえるようにする準備を始めた。

まだ計画段階だが、毎年同協会が行う「源泉かけ流しサミット」を誘致、来年6月26日の「露天風呂の日」の前日、25日に開催する。第10回目となる記念サミットの席上、どの宿でも「源泉かけ流し」を楽しめる温泉として大々的にアピールする。

源泉かけ流しの定義を知ろう

湯原温泉が準備を進めている「源泉かけ流し」宣言だが、日本源泉かけ流し温泉協会による源泉、かけ流し、源泉かけ流しの定義を紹介しておきたい。

「源泉」とは(1)温泉法で定められた温泉であること(2)所有する自家源泉、または共同源泉からの引き湯を使用していること。

「かけ流し」とは(1)新しい湯を常に浴槽に注いでいること(2)注がれた分だけの湯が浴槽の外にあふれていること(3)湯量の不足を補うために、浴槽内で循環ろ過させないこと。

「源泉かけ流し」とは、湧き出したままの成分を損なわない源泉が、新鮮な状態のままで浴槽を満たしていること。

また「加温と加水」については(1)基本はあくまでも源泉100%だが、入浴に適した温度にするため、泉質を損なわない範囲での最低限の加水・加温は認める(2)湯量不足を補うための水増し加水は認めない―となっている。

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