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近鉄に観光列車「つどい」登場 伊勢市―賢島を運行

伊勢志摩いっぱい 来年3月まで運行

近畿日本鉄道は(近鉄)は10月5日、伊勢市―賢島間に新型観光列車「つどい」をデビューさせる。10月の伊勢神宮式年遷宮遷御の儀にあわせて、神宮の参拝客に志摩への周遊を楽しんでもらう。

つどい

デビューする「つどい」

近鉄では今年にあわせ、伊勢志摩観光活性化への取り組みに注力している。3月には大阪難波・名古屋と賢島を結ぶ観光特急「しまかぜ」の運行を始め、域外から伊勢志摩へのアクセスを強化。今回の「つどい」で域内周遊手段も提供することになり、域内外の観光列車が出そろったことになる。

「つどい」は従来の一般車両2000系を改造。車体には伊勢神宮や海の幸といった伊勢志摩観光の魅力を描き、旅情を演出する。座席はテーブルとあわせて窓向きに設置し、車窓風景を眺めながら飲食が楽しめる。

しまかぜ

大阪・名古屋と賢島を結ぶ「しまかぜ」

また、車内での「おもてなし」が一際特徴的。2両目のバーカウンターでは、伊勢エビ汁やあこや貝貝柱のかき揚げなど志摩の秋冬の旬の食材を使用した一品を振る舞うほか、的矢かきやきんこ芋といった伊勢志摩の特産品の販売コーナーも設けた。10月12日と11月3日は現役海女さんとの記念撮影会とトークショーを10月12日と11月3日は行うなど、日程によって特別イベントも開く。

車内もこの列車ならではの設備が充実。1両目の「風のあそびば」は外気が吹き抜ける構造で、床面まではガラス窓となっており流れる風景が眺められる。3両目には運転台後方に「こども運転台」を設け、景色を見ながら運転操作体験が楽しめるなど子どもたちが喜ぶ車両づくりにこだわった。

運行は来年3月30日までの土休日で、1日2往復。料金は大人300円、子ども150円で普通運賃が別途必要。

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