観光業界専門紙「トラベルニュースat」おすすめ国内魅力再発見の旅

長野・木曽(1) 美しいまちに桜が満開

木曽谷に春運ぶ桜

木曽山脈と御嶽山系、木曽川が形成する長野県・木曽谷地方の春は少し遅くやってくる。4月中旬あたりから桜が旬を迎えると、ようやく春が到来。澄んだ空気と柔らかな暖かさ、そして懐かしい山里の風景のなかでの桜めぐりは、しみじみと心にしみわたる。

木曽町は「日本で最も美しい村」連合に加盟認定。桜の名所が点在しており、春にはその風景と風土を一層美しく輝かせ、訪れる人を桜紀行へと誘う。

興禅寺には平安時代の名将、木曽義仲お手植えのシダレザクラが4月中旬―下旬に見ごろを迎える。2代目と伝えられる桜は満開になると空から見る人を覆うようなスケールに。ライトアップされた夜の姿も、幽玄の世界を演出する。広大な枯山水の石庭も見どころ。

興禅寺シダレザクラ

木曽義仲お手植えのシダレザクラは
興禅寺の名物

徳音寺は義仲と巴御前ら一族の菩提寺。4月下旬―5月上旬には境内の桜が見事に咲き誇る。周辺の木曽川沿いの桜並木はライトアップもしており、見逃せない。

徳音寺桜

徳音寺の桜並木はこれぞ春

木曽町に来たら、木曽福島にも立ち寄りたい。JRの特急停車駅でもある木曽福島駅周辺は江戸時代、福島宿として栄えた宿場町。今もその面影が残り、地元ガイドによる案内も用意されている。町並みから福島関所、山村代官屋敷、興禅寺など懐かしの風景をたどり地元の風土に触れるのも桜紀行の醍醐味だ。

長野・木曽(2) 南信"桜観光の"の拠点にに続く

春花 旅のおすすめサイト

購読申し込み
夕陽と語らいの宿ネットワーク
まちづくり観光研究所
地旅
関西から文化力
トラベルニュースは
文化庁が提唱する
「関西元気文化圏」の
パートナーメディアです。
九観どっとねっと
ページ
トップへ